英国オックスフォード大学の大規模研究で、飲酒量が多いほど認知症リスクが高まることが判明。少量飲酒の安全性は確認されず、「少しなら健康に良い」という従来の考えに疑問が示された。飲酒習慣の見直しが推奨される。

ブラジルの大規模縦断研究で、人工甘味料の多量摂取が認知機能低下を約1.6年早める可能性が報告されました。特にアスパルテームやサッカリン、アセスルファムKで強い関連が示されましたが、キシリトールやエリスリトールは明確ではありません。因果関係は断定できず、摂取の仕方を見直す必要があると指摘されています。

アルツハイマー病女性患者では血液中の不飽和脂質（オメガ3・オメガ6など）が不足しており、男性には同様の傾向が見られないことがわかった。女性の高い発症率と脂質代謝の関連が示唆され、食事からの不飽和脂肪酸摂取が脳の健康維持に重要と考えられる。

卵の摂取が高齢者の認知症リスク低下に関係する可能性が示されました。特に卵由来のリン脂質性コリンが記憶や実行機能の低下を緩やかにするとの結果が得られています。

ベーコン・ソーセージ・サラミなどの加工赤肉の摂取量が多いと最大で14％も認知症リスクが高まり、ナッツ類や豆類などの動物性タンパク質に置き換えると、反対に19%リスクが低下したとの研究報告があります。

朝食を抜く割合は20台でもっとも高く、一人暮らしの男性では6割を超えます。朝食を抜くことで、高齢者の長期的な認知能力を低下させるリスクが高めることにつながるという研究結果もあり、注意が必要です。

アルコールとエナジードリンクを混ぜた飲料をラットに与えた実験では、一時的に神経機能の特定の側面を強化するが、長期的には有害な影響をもたらすことを示す結果が出ています。人えの影響はまだ不明ですが、注意すべきかもしれません。

認知症予防に効果がある食事として地中海料理がありますが、28年間の追跡調査によると、オリーブオイルを1日7g以上摂取している人は、認知症による死亡リスクが28%低いことが明らかになりました。

コーヒーを適度に飲むことは、癌やアルツハイマー病などに有効であることは割と良く知られています。エスプレッソコーヒーはタウタンパク質の状態を改善することがわかってきており、今後の研究が期待される。

ストレスがたまってくると人は食べ物に頼りがちになり、それが引き金として「感情的摂食」を起こすことがあります。一時的には満足してもストレスは解消せず慢性化することにつながりかねません。慢性化すると解消するのは難しく日々のストレスのコントロールが重要です。