中年期に自転車や車の運転など空間ナビゲーションを伴う移動をしていた人は、13年後の認知症発症リスクが低く、海馬の体積も維持されていたことが明らかに。運動量だけでなく、脳の働きが刺激されることが重要です。

旅に出るには目的があった方がいいのですが、その一つとして「聖地巡礼」を紹介します。必ずしも有名どころに行くことが大事ではないので、昔住んでいた場所を探すのも良いでしょう。ストリートビューの使い方も紹介します。

「カズレーザーと学ぶ新知識！」の「サビついた脳を再起動する旅の脳科学」で紹介された、旅で脳を活性化する5つについて解説します。旅だけではなく日常生活の中でも生かすことができる方法ばかりで、簡単に始められます。

スマホで簡単に空間ナビトレーニングをする方法として、Brain100脳トレ京の町を提供しています。地図を見て目的地に行き帰って来るというものです。コースを3つ用意しており、戻りをタイムアタックすることや途中で写真を撮って保存することもできます。

空間ナビゲーションを使った散歩の第2弾として、九段下を取り上げます。九段下駅から九段坂をのぼって靖國神社へ行き、そこから一番近い田安門から北の丸公園に入って武道館をぐるっと眺め、清水門から駅へ戻るルートを紹介します。

散歩で鍛える「空間ナビゲーショントレーニング」。第1回目は「みなとみらい篇」です。みなとみらいは、変化に富んだ街並み、いくつもの大きな目印、ほどよい距離感など、散策にはなかなか良いのです。実践記録をぜひお楽しみください。

ロンドンタクシードライバーの海馬体積が一般の人より何割も多くなっており、また構造なシンプルな町より複雑な町で育った人の方が空間ナビゲーションスキルが高いです。環境依存もありますが、空間ナビゲーションを鍛えて強い脳を育てていきましょう。